日本インドネシア国交樹立60周年に際するジョコ大統領祝辞(和文仮訳)

 インドネシアと日本の国交樹立60周年に当たり、インドネシア共和国政府及びインドネシア国民を代表し、閣下、そして日本政府の皆様に、心から御健勝とお祝いを申し上げることを光栄に思います。

 60年の期間は、両国の成熟した友好と協力の道のりの重要な節目となります。日本インドネシア国交樹立60周年は、将来に向け、両国の友好と活力に満ちたパートナーシップを強化させる出発点として、この60年間で共に達成した様々な進歩を振り返る戦略的な機会となります。

 1958年以降、インドネシアと日本は、政治や経済の分野のみならず、市民の間でも、緊密かつ多方面での友好と協力関係を築き上げてきました。両国は、地域や国際的な様々なイニシアチブや協力にも積極的に関わり、これからも地域の平和と安定を構築するために協力していきます。

 インドネシアと日本の友好と協力の緊密さには、「ブナン・メラ」、日本語では「赤い糸」の哲学が反映されています。それは、対等なパートナーとして協力していくため、相互理解と相互信頼の原則に基づいた心と心の関係を表しています。

 両国の60年間の経済分野の協力も、とても良好です。現在、日本はインドネシアにとって第2位の投資国で、主要な貿易相手国の一つです。この数年で、両国の人的交流も目覚ましい進歩を遂げています。

 私は、閣下と共に、両国の友好と協力の絆が将来により緊密になるように、盛大にお祝いを開始することを祈念します。また、私は、2018年の重要な機会が、インドネシアと日本の間の協力の具体的な成果を生み、両国国民にとって記念に残る贈り物となることを祈念します。

 両国を結ぶ「ブナン・メラ」もしくは「赤い糸」の絆は、今までに、もつれたり、絡まったこともありました。しかし、互いに尊敬し合い、誠実な心から生まれた両国の友好と協力に鑑み、私は、この友好の絆は決して切れることはないと信じています。私は、インドネシアと日本は、将来に向けて共に働き、共に前進する心と心の友人であると信じています。

 最後に、インドネシア共和国政府およびインドネシア国民を代表して、閣下の益々の御健勝を祈念します。私は、閣下、日本政府、そして日本国民と共に、2018年の日本インドネシア外交関係の重要な機会を盛り上げることを祈念します。

2018年1月
インドネシア共和国大統領

ジョコ・ウィドド