日本インドネシア国交樹立60周年に際する安倍総理メッセージ

ジョコ・ウィドド大統領閣下、
インドネシア共和国国民の皆様、

 我が国とインドネシア共和国との国交樹立60周年に当たり、日本国民及び日本政府を代表して、ジョコ・ウィドド大統領閣下及びインドネシア共和国国民の皆様と共に、この記念すべき慶節を迎える喜びを分かち合いたいと思います。

 60年前の1958年に両国が国交を樹立して以降、心と心のパートナーとして、日本はインドネシアに寄り添いながら、インドネシアの発展を支えてきました。今日では、日本はインドネシアにとっての最大の投資国の1つとなっているほか、学生や草の根の交流も活発に行われております。

 スマトラ島沖地震や東日本大震災をはじめ、大きな自然災害に見舞われた時には、その都度、相互扶助の精神でお互いに支援の手を差し伸べ合ってきました。東日本大震災の際には、インドネシア学生団体のen塾が「桜よ」という歌により、日本国民を勇気づけてくれたことは、今日でも忘れていません。

 インドネシアは、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有し、共に広大な海洋に囲まれた海洋国家として、地域及び国際場裏の課題に共に取り組む戦略的パートナーです。私はインドネシアとの関係を非常に重視しており、第2次政権発足後、初めての外遊の訪問先としてインドネシアを選びました。この60周年の記念すべき年を契機として、日本とインドネシアの協力関係がますます発展することを、心から期待しています。

 昨年11月、東アジア・サミットの際にジョコ大統領と会談した際、インドネシアの高校生が作成した、日インドネシア60国交樹立周年の友好のシンボルとなるロゴマークを発表しました。両国の友好の未来を担うのは、こうした若い世代の皆さんです。私はJENESYSなどの人物交流プログラムを通じた青年交流を重視しており、若者を含めた国民交流が深まってきていることを、大変喜ばしく思っています。若い世代の活躍の下、両国の絆が今後ますます強くなっていくことを願います。

 最後に改めて、日インドネシア国交樹立60周年に心からのお祝いを申し上げると共に、ジョコ大統領閣下とインドネシア共和国の皆様の益々のご発展とご健勝を心から祈念し、お祝いのメッセージといたします。

平成30年1月
日本国内閣総理大臣 安倍 晋三